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すずき かんたろう 1868~1948 海軍軍人・政治家。連合艦隊司令長官・海軍軍令部部長を歴任、侍従長兼枢密顧問の後、枢密院議長を務め、昭和20年に首相として戦争終結を図った。 鈴木は軍令部長として廣池の講演会を主催し、軍人に聴講させている。鈴木も廣池の主張に共感し、日本の将来にモラロジーが有益であると感じていた。廣池は、昭和3年に刊行された『道徳科学の論文』を政府要人に贈呈しているが、そのうちの一人が鈴木である。 昭和7年2月、廣池は日本のゆく末に非常な危機感をもち、侍従長となった鈴木にたびたび書簡を送って、平和への進言をしている。 現在、その書簡の下書き原稿が、記念館に遺されている(地階常設展示)。
