top of page
ほづみ のぶしげ 1855~1926 日本初の法学博士の一人。東京帝国大学教授、枢密院議長、帝国学士院院長等を歴任。 穂積は、廣池の専門学(東洋法制史)の指導者であり、その人格や思想で、廣池に多くの示唆を与えた人物である。 京都で苦学していたころ、穂積の「世界五大法族の説」という論文を読んだことが、廣池が東洋の法制史を研究するようになった1つのきっかけである。上京後、専門学の研究に没頭し、穂積から指導を受けるようになった。その成果として、廣池は『東洋法制史』を刊行した。穂積が寄せた序文では、未開拓の分野の解明に着手した弟子の功績を評している。その後、穂積は廣池の学位論文についても指導した。 穂積は尊敬する聖徳太子の銅像を研究室においていた。その像は穂積の没後、廣池に贈られている。
